■薄毛に重要な体質改善！育毛剤やシャンプーに含まれている漢方成分とは？
最近では、漢方成分を使用した育毛剤やシャンプーなどを、 大手のドラッグストアなどで日常的に見かけるようになりました。漢方成分の何が髪の毛に良いの？薄毛を改善する働きはあるの？と不思議に思っている方のために、今回は薄毛の方に重要な体質改善と、シャンプーに含まれている漢方成分についてを特集します。
■薄毛の方に重要な体質改善とは？
薄毛の方は頭皮環境が悪い方が多く、食生活を含めた生活習慣の改善が必要です。 特に「外食が多く食生活が偏っている」、「睡眠不足が続いている」、「ストレスが多く運動不足である」という方は、なるべくすぐに体質改善に取りかかった方が良いでしょう。薄毛に繋がりやすい体質には、「血行不良」「貧血」「炎症状態」などが主に関与していますが、 それぞれどういう状態なのでしょうか。短くまとめてみましたのでぜひご覧ください。
◎血行不良
血行不良は、肩コリや首コリなど、全身のコリや冷え性などが原因で全身の血液の循環が悪くなり、頭皮に必要な栄養が運ばれにくくなっている状態です。
慢性的な疲労や睡眠不足、食生活の偏りがあると発毛のヘアサイクルが乱れやすくなり、薄毛や頭皮環境の悪化が容易に引き起こされてしまいます。 栄養のバランスの良い食事を摂り、十分な睡眠と休養を確保するなど、速やかな生活習慣の改善がお勧めです。
◎貧血
女性に多い貧血は、血液中のヘモグロビンが不足することで頭皮に必要な栄養が運ばれにくくなっている状態です。血液の中には発毛に必要なさまざまな栄養素が含まれているため、貧血症状を改善すると薄毛が改善へ向かう可能性があります。
疲れ目・かすみ目が多い、ため息をつくことが増えた、等々に加え、髪が細くなってきたなどの自覚症状がある方は体に必要な血液が不十分になっている可能性があるため注意が必要です。
◎炎症状態
炎症成分の発生や摂取などが原因で、身体が傷つきやすくなかなか回復しにくい状態です。 疲労が抜けにくい、加齢を感じてきた、ストレスが多いという方は、体全体の免疫力が低下している可能性もあります。 放置しておくと頭皮の炎症も進行しやすくなるばかりかそれ以外の病気になる可能性が高くなるので、すぐに休養をとり専門家に相談するなど、具体的な対策を講じる必要があります。
■漢方成分が重要！育毛剤・シャンプーに含有している成分とは？
生活習慣を改善してからしばらく経ってもなかなか効果が出てこないという方は、シャンプーなどのヘアケア製品にもこだわってみてはいかがでしょうか。＜血の巡りを良くしたい方＞
肩コリや首コリなどがあり、血の巡りが滞っていると感じている方に向いている成分です。
◎シャクヤク
イライラした気持ちや筋肉の痙攣を抑えて、血管の働きをスムーズにする作用を持つ成分です。 生理不順や神経痛、更年期障害などにもよく用いられることの多い成分です。
◎センブリ
古くから民間療法に使用されることの多い成分です。 抗酸化作用や血行促進作用があり育毛剤などに配合されています。
＜貧血気味の方＞
頭皮に赤みがある方や、頭皮へ栄養があまり行っていないと感じている方に向いている成分です。
◎カンゾウ
カンゾウに含まれるグリチルリチン酸は、抗炎症・抗アレルギー薬として幅広い製品に利用されています。甘味成分としても有名ですが、体の弱った方に血を補う働き（貧血改善作用）と抗炎症作用を期待してシャンプーなどに配合されることの多い成分です。
◎トウキ
月経不順や更年期障害などの婦人病によく用いられる成分で、冷え性、肩こり、貧血などの血の循環が悪い時に起こる症状に対してよく用いられます。 体全体の血の巡りを活性化する働きを期待して育毛成分としてシャンプーに配合されています。
＜頭皮に赤みや痒みのある方＞
◎クララ（クジン）
消炎鎮痛作用があり、ニキビや痒みのある皮膚に対して使われることの多い成分です。 血行促進効果や美白効果もあり、アンチエイジングの商品によく使われます。 頭皮のフケや痒み、赤みに悩んでいる方に向いている成分です。
◎セイヨウアカマツ
血行促進作用や消炎作用の他、肌を引き締める作用や充血緩和の作用もあります。 消臭や保湿効果もあるので、香料としても使われることの多い成分です。 乾燥から痒みが起こっており、髪の毛がパサついていると感じている方に向いている成分です。
■漢方成分の入った育毛剤やシャンプーはどこで買えるの？
専門的な成分が含まれていますので、スーパーなどでは入手しにくい製品が多く、対面販売の場合は大手ドラッグストアや美容院、薄毛専門店などでよく販売されています。どうしても近場で購入ができない方は、便利な通信販売もあるので、ぜひ利用してみてください。
※今回ご紹介した成分はあくまで一例です。
アレルギーや持病のある方、妊婦・授乳婦・高齢者の方などは場合によっては有害となる可能性があるため、初めて購入される際には、専門的な知識のある販売者に事前にご相談ください。