頭皮の肌質は3タイプ。

自分で頭皮の肌質をチェックしてみよう

■頭皮の肌質は3タイプ存在する

「最近何だか抜け毛が増えた気がする」「髪が薄くなってきた」と頭皮に不安を感じている方は多いと思います。 昔は加齢とともに薄毛が進行して行くのが当たり前でしたが、最近では20代、30代の若い世代も薄毛に悩まされています。 そのため、その対策として育毛シャンプーや育毛剤・発毛剤など頭皮ケア商品を使用されている方も少なくありません。 近年ではAGAという男性特有の進行性の薄毛を発症している方も多く、その対策が注目されています。

抜け毛が増えた、薄毛が目立つようになったとはいっても、誰しもがAGAであるとはいえません。 なぜなら、抜け毛・薄毛は頭皮の健康状態によって起こることが多いからです。 頭皮や髪が健康でなければ、育毛・発毛も思うようにいかないのは当然です。 健康な状態にしてこそ、抜け毛・薄毛を改善することができるのです。 そこで一番大切なのが現在の自分の頭皮状態を把握すること。 頭皮の肌質は基本的に3タイプに分けることができます。

1.普通タイプ
普通タイプはその名の通り「普通の頭皮の方」つまり、健康な頭皮である方を指しています。 皮脂の分泌量が正常であり、抜け毛や薄毛の心配が少ないタイプです。 抜け毛・薄毛に悩む方の中でこのタイプの方は少ないといえます。

2.乾燥タイプ
良く「乾燥肌」との言葉を耳にすると思います。 乾燥肌の方は特に冬場になると皮膚が痒くなったり、カサカサしてしまったりします。 頭皮の状態が乾燥タイプの方は、皮脂分泌量が少ないといえるでしょう。 皮脂分泌量が少ないと、どうしてもフケが出やすくなったり、頭が痒くなったりします。

3.脂性タイプ(オイリータイプ)
頭皮の皮脂の分泌量が非常に多く、常に脂っぽい髪をしている方が脂性タイプです。 毎日きちんと髪を洗っているにも関わらず、ベトベトしている状態です。 乾燥タイプ同様、フケも出やすいので、どうしても不潔っぽく見られてしまいがち。 痒みも出ますし、3タイプの中で最も嫌なタイプかもしれません。

■自分で頭皮の肌質をチェックする方法

頭皮の肌質はAGA専門医院や発毛・育毛専門の病院などでチェックしてもらえますが、自分でチェックすることも可能です。 自分の頭皮の状態をきちんと把握できれば、今後どのような頭皮ケアを行えば良いか明確になるはずです。 把握せずに頭皮ケアを行っても、満足できる効果を得られないかもしれません。 そんなセルフチェックで必要なのが『あぶらとり紙』です。

~あぶらとり紙を使った頭皮の肌質チェック法~

1.シャンプーで頭を洗います。

2.頭皮をしっかり乾燥させます。

3.診断のため、20分程度リラックスしてください。

4.指で頭頂部をさわり頭皮の状態を確認します。

上記手順により簡単に結果が出ます。

まず、30分ほどであぶらとり紙に皮脂が付くようであれば脂性タイプです。 1時間ほどで付く場合は普通タイプ、そして2時間を経過しても脂がほとんど付かない場合は乾燥タイプです。 頭皮の皮脂は多くても少なくても抜け毛・薄毛を引き起こします。 量が多いことで頭皮の毛穴が詰まり、抜け毛が起こります。 逆に少ない場合は、頭皮環境が悪くなるため抜け毛が起こるのです。

頭皮にはある程度の水分が必要です。 皮脂が少なく頭皮が乾燥してしまうと、細菌が繁殖したり、埃など外的なものから頭皮や髪を守れなくなってしまいます。 頭皮の肌質は年齢によって質が変わるといわれています。 20代~30代の頃は普通タイプであったのに、40代になったら脂性タイプや乾燥タイプになるのは普通にあることです。

■頭皮タイプ別の正しいケア方法

頭皮には3つのタイプがあることをご説明いたしました。

普通タイプ以外の方はみなさん多少なり抜け毛や薄毛の悩みを抱えているかもしれません。 そのため、育毛剤や発毛剤など頭皮ケア商品を使用している方も多いでしょう。 しかし、頭皮のタイプ別で正しいケアを行わなければ、せっかくの発毛剤・育毛剤が無駄になってしまうかもしれません。 そこで、ここでは頭皮タイプ別の正しいケア方法を紹介していきたいと思います。

◎普通タイプ
普通タイプの方は現在、皮脂のバランスが保たれているので特別なケアは必要ありません。

◎乾燥タイプ
乾燥タイプの方はまず普段使用しているシャンプーを見直しましょう。 市販されている普通のシャンプーは洗浄力が強いので必要な皮脂まで一緒に洗い流してしまいます。 乾燥タイプの方には汚れを正しく洗い落とし潤いをキープするシャンプーがおすすめです。 特に育毛シャンプーといった頭皮ケア用に作られているものがおすすめです。

余分な皮脂を除去し、必要な皮脂はきちんと残すように作られているためです。 そういった育毛シャンプーを使用しても頭皮環境が改善されない場合は、シャンプーの回数を減らしてみると良いでしょう。

◎脂性タイプ
脂性タイプの方は、皮脂分泌が多い方用のシャンプーを使用しましょう。 それでも改善されない場合は、シャンプーの回数を増やしてみてください。 また、1回に2度洗いするのもおすすめです。